今日は僕の浪人時代の暗黒期ついついうっかりハマってしまったCCさくらについて書こうと思います。
結構昔の漫画というか名前は知ってるけど・・・と言う人も多いのではないかと思います。
あらすじ
主人公は 木之本桜という小学4年生の女の子です。
すんげえ良い子でめちゃくちゃに美少女です。
家族は全員美形揃いというか登場人物CLAMPの素晴らしい作画でみんな美形っちゃ美形なんですが、
めちゃくちゃイケメンのお兄ちゃんと、お父さんと3人で暮らしています。
物語は桜がお父さんの書庫に眠っていたクロウカードの封印を解いてしまうところからはじまります。
封印を解かれたクロウカードは各々好き勝手に暴れ回っています。
封印の書の封印されていたケルベロス(通称ケロちゃん)とともに封印を解かれたクロウカード集めに奔走する。
というのがおおまかなあらすじになります。
読みやすくて読み応えがある
まず絵が絶望的に綺麗です。
いわゆる少女漫画タッチな部分はあるかもしれませんが、とにかく素人目に見ても読んでいて美しいなあって思うシーンがたくさんあります。
いわゆる魔法少女もの×少女漫画って感じなので、典型的な少女漫画感に突っ込まずにいられないところもあるんですけど笑
それが気にならないくらい、クロウカードのカード集めがどんどん面白くなっていきます。
やっぱり小狼が出てくるあたりから加速していくような感じがしますね。
桜は雪兎に恋をしているのですが、その恋がどのように進んでいくのかが読んでいてとても面白いです。
優しい世界観
ネタバレをやや含むような表現になってしまうのですが
この物語には純粋なワルモノは登場しません。
本当に嫌なやつがいないんです。
いわゆる優しい世界になります。
男性同士、女性同士の恋愛も描かれるなど、ジェンダーや年齢に対しても寛容な世界観が描かれています。
現実社会って凄く厳しくて、辛いこととか
「女のくせに」「男のくせに」みたいなステレオタイプだったり、先入観だったりで
嫌な思いもたくさんすることがあるとおもうんですけど
そう言うのが描かれない綺麗な世界なんですよ。
じゃあ絵空事じゃん。って思うかと思われるんですけど、
少女漫画で絵空事を描いて何が悪いのかって思うわけです。
リアルな学校や家庭で起こる問題を扱っている作品もたくさんありますし、そういった作品を悪く言うつもりは全くないです。
僕の好きな「君に届け」だったり「桜蘭高校ホスト部」だったりはある程度酷い事を言われたり、いじめを受けたりして、それを乗り越えていく過程が面白かったりするんですよね。
それがひとつのリアリティを担保しているんですけど、
カードキャプターさくらでは、 その問題や葛藤を クロウカードという架空のキャラクターたちと言う形に変えて 役割を果たしてくれています。
綺麗な世界観で それぞれの葛藤があって 乗り越えて誰も悪役にしないままキャラクターたちが成長していく
すんごい漫画だと思いませんか?
CCさくらにはたくさんの悩みを抱えた登場人物が出てきます。
自分の気持ちを隠していたり、素直になれなかったり、
そういった人たちが葛藤を乗り越えて前を向いていく様がとても美しく描いた作品だと僕は思っています。
まあ純粋に 桜ちゃんかわいいーとか、 小狼かっこいいーとか キャラクターたちの魅力を楽しむことも出来るし結構最強のコンテンツなのでは?と思っています。
プラチナ
最後にCCさくらの後期OPテーマである「プラチナ」の話しをしたいと思います。
僕は浪人に10月と言えばこの曲を思い出します。
儚げな表情をした桜が印象的なこのテーマソングなんですけど、
その前の Catch You Catch Me がかなり明るい 魔法少女!みたいな曲なんですけど
打って変わってこの曲は 儚げなかっこよさのある曲になっています。
なんでタイトルはプラチナなんでしょうね?
サビ前の最高に変態的な転調も印象的ですが 、この曲は何と言ってもサビの歌詞ですよね。
みつけたいなあ かなえたいなあ
信じるそれだけで
越えられないものはない
歌うように 奇跡のように
「思い」が全てを変えてゆくよ
きっと きっと 驚くくらい
(プラチナの歌詞より 引用 )
結局人の意思とか気持ちが世界を変えていくんだよと。
そういう理想を歌っているのがこの漫画にぴったりだなと思います。
綺麗事だ何だと言われるけど、そう言った理想を掲げないとそこを目指そうとすら思えないじゃないですか。
僕は そんな素敵な未来への可能性を込めて プラチナってタイトルにしたのかななんて思ったんですけど
ぜんっぜん違ったらすいません笑
浪人時代に響いたのは 自分の合格したいっていうモチベーションが勉強の機会を与えて、成績を上げて、そうすると周りの見る目が変わっていって みたいな
自分の世界を変えたいって気持ちとみょうに重なっていた部分があったからかもしれませんね。
今回はCCさくらについて好き勝手書いてしまいましたが日に日に ヒトデさんのいう「人にとって役に立つ記事」から外れていっているような気がしてなりません・・・
まあそういう記事も増やしていかないとですね。
ブログ最後まで読んでくださってありがとうございます。
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