慶應の文学部ってどんな感じで過ごすのかって話。

大学受験or英語

いつも英語の勉強法とかばっかり書いてきたので、今日は実際に大学に入るとどんなことが待っているのかについて書きたいと思います。

文学部 一年生

まず慶應の文学部は入学前にクラス分けの英語テストを受けます。

超上級

上級

中級発展

中級

基礎

という感じに分類されます。ちなみに僕は1年は中級で、2年は上級でした。(たぶん周りは英語の勉強しなくなって自分は塾の講師とかでめちゃくちゃするようになってので、そのおかげです。)

そのあと、入学式があって説明会があって新歓があって、気づいたらあっという間に授業が始まります。

ちなみ上の説明会ではこの科目取らないと留年、とか何単位を取らないといけないかを説明してくれるわけですが、

別に出席しなくても大丈夫です。

慶應の文学部には一応クラス担任の人はいますが、ほぼ会うことはありません。

僕は語学の授業の初回で自己紹介した時にお会いしてから一回も会ってません笑

つまり、大学には自分のことをきっちり面倒見てくれる先生は基本的にはいないのです。(ゼミの先生とかだと代わってくるのですが)

なので、履修も基本的には自分でなんとかしないといけません。

英語2つ

フランス語3つで 10単位分

+ いわゆる一般教養の科目38単位分

合計48単位を卒業までに取らなければなりません。

1つの一般教養が 前後期合わせて4単位なので だいたい10科目ですかね。

この38単位のうち

自然科学系という理科系の科目を12単位

社会系 を12単位

人文社会系という 文学部っぽい?科目を12単位取らないといけないので

わりとバランスよく履修しないといけません。

特に自然科学系の科目が僕は苦手というか、嫌いだったので単位取るのには多少苦労しましたね。

特に本当にクソ真面目に履修を組んでしまうと、かなりヤバい科目(勉強してもなかなか単位くれないor課題の量がやばい)をとってしまったりするので、履修はなるべく学部の先輩のアドバイスなどを聞いた方がいいと思います。

ちなみにですが、語学は一つでも落とすと、即留年になります。

これマジで怖かったです。僕は本当に怖い経験もしたので今度それについても書こうと思います。

二年次 専攻決め

そして一年生のうちに2年生からどの専攻に進むのかを決めないといけません。

文学部は17専攻あります。

倫理学

哲学

美学美術史学

社会学

人間科学

英米文学

独文学

仏文学

国文学

中文学

図書情報

心理学

東洋史学

西洋史学

教育学

日本史学

民俗学・考古学

の17専攻です。この中でも三大エグい専攻とよばれるのが

我らが英米文学専攻、図書館情報学専攻、心理学専攻です。

ちなみに僕はあんまり英米をエグい専攻だとは思っていません。

確かに勉強することはありましたし、テストの時とか朝までやるみたいなのはありましたけど、テストなんてなんでもそんなもんな気がします笑

そんなエグいって言われるほどかな?って感じです。

卒業した今はむしろ誇らしいというか、英米を選んで、自分の中で一つ勉強したよなって思えることがあるのは凄く良い経験になったと思います。

僕は英米出身なので英米の話をすると

英米文学専攻は必修科目を取らないといけなくて

アメリカ文学史

イギリス文学史

英語史

英語学

英米文学基礎講読

と呼ばれる5つの科目が必修になります。

イギリス文学史とアメリカ文学史は文字通りそれぞれの文学の歴史について学ぶ科目です。

英語史は英語の歴史ですね。なんで英語の三単現はsが付くのかとかそういうのがわかります。

もともと英語は活用がそれぞれあったんですけど、だんだんと無くなっていて三単現のsだけが残ったんですよね。

みたいな英語がどう変化していったのかという言語の歴史について学びます。

英語学は英語という言語の性質やどんな意味、働きをもつのかなどについて学ぶ学問です。

基礎講読は一つの文章をクラスで読んでいく授業ですね。

+ 米文学や英文学の具体的な作品を勉強したり、読んで自分の考えを発表しあったりといった専門的な領域を齧らせて貰える授業を取ります。

その中で自分が3、4年の残り二年間で何を勉強したいのかきめるかんじです。

三年生

英語学、米文学、英文学の三つの学問の中で好きなゼミを選んでいきます。

ゼミの数は3つではなくだいたい7つですね。 英文学のゼミが3つ。 

米文学のゼミが2つ。英語学のゼミが2つになります。

僕はゼミ少し悩んだんですけど結局は一番仲良い友達が選んだゼミに入るというかなり不純な理由で入ったんですけど笑

ゼミの先生は本当に良い先生でしたし、すごく満足しています。

僕はアメリカ文学の中でも児童文学について研究しました。

3年生は就活しつつゼミの学習をどんどん深めていったという感じですかね。

4年生 就活と卒論

4年生は春は就活、秋は卒論って感じでしたね。英米は英語で1万語がひとつの目安でした。

一万語ってイメージ湧きます?笑 みなさんが受験で読む少し長めの長文が1000弱なのでそれのおよそ10倍です笑

3年のことをふんわりとしかかかなかったので文学の研究がどんなもんなのかざっくり説明しますね。

文学作品って評価されるにはそれなりに理由があるわけですよ。

たとえば僕が研究した若草物語なんかだと、主人公のジョーという女の子は名前からして男らしい女の子なんですけど、凄くジェンダーの壁を壊すような存在であり、それが非常に評価されたんですね。

こういった ジョーの男性的な女性像みたいな研究がたくさんあってそれを踏まえた上で僕は、児童文学の中でそれがどういった意味をもつのかについて考えてみる。

というように

既にある考えに基づいて新しい考えを生み出していくのが、文学研究なんだと思っています。

作品は別に小説に限らず、アメコミを研究している人もいましたし、洋画を研究する人もいました。

文学研究についてはまたじっくりと書きたいと思います。

以上ざっくりと慶應の4年間をふりかえってみました。

この間にもサークルやらバイトやら色々あるわけで、僕は結構充実した大学生活を過ごせたと思っています。

すこしでも参考になれば幸いです!

ブログ最後まで読んでくださってありがとうございます。

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